渾身の新作!ANTHEM 全曲英詞新録ベスト・アルバム『NUCLEUS』

UPDATE : 04/26/2019/DESIGNER

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日本のヘヴィ・メタル・グループのANTHEMが、本日4/25、1985年のデビュー以来初めてドイツの地を踏んだ。ついさっき、リーダーの柴田直人さんが「フランクフルト空港に到着!」とツィート。ドイツ最大級のメタルフェス「KEEP IT TRUE」に参戦するための渡航だ。

ドイツといえば、70年代にSCORPIONS、80年代にHELLOWEEN、90年に入ってからはGAMMA RAYを輩出したヨーロピアン・メタルの本場。SCORPIONSはフライングVがトレードマークのマイケル・シェンカーや、ヴァイオリンのようなの高音が出せる27フレットのスカイギターを操るウリ・ジョン・ロートも参加したジャーマン・メタル界のレジェンドだ。

そんなメタルのメッカに、来年デビュー35周年を迎えるANTHEMが、遂に遂に足を踏み入れたんだ。

ANTHEMは僕が中学生のメタル・キッズ時代から現在に至るまでずっと聴き続けている大好きなヘヴィ・メタル・バンドのひとつ。1985年にメジャ・デビュー、1992年に一旦解散するも、2001年に再結成し今も現役バリバリでメタルを奏で続けている。今年3月には、全曲英詞新録ベスト・アルバム『NUCLEUS』を世界同時発売。ベスト・アルバムにもかかわらずオリコン初登場25位。5月には『NUCLEUS』東名阪TOURが計画されている。

ドイツのメタルフェス「KEEP IT TRUE」への参戦は、ANTHEMの今後の海外進出を予感させ、30年以上ファンの僕にとって、遂に!いよいよ!満を持して!…….、どう表現していいかわからないくらいの興奮度だ。

先月リリースの全曲英詞新録ベスト・アルバム『NUCLEUS』は、本当に素晴らしい。英詞に変わるだけでこんなに外タレみたくなるんだ〜って本当にびっくりなんだけど、英詞を歌うことで森川之雄のヴォーカル・テクニックの巧さが前面に打ちせ出せたなって思う。森川は自身のバンドのPOWER NUDEでもずっと英詞だったし、英詞を歌わせたらメタル界でトップに君臨するヴォーカリストだ。

それと同じくらい楽曲がすごい。ヴォーカルテイクだけを録り直すのではなく、全てのテイクが新録なんで全曲が高いクオリティでキープされていて、さらにライブのようにそれぞれの曲のグルーヴが半端ない。跳ねまくったりウネりまくったりしてて聴いていてスリリングすぎ!!

明治大学在学中にアンセムに抜擢された僕と同じ歳のギタリストの清水昭雄はやっぱり天才。早弾きと叙情的なギターソロの展開にはため息の連続だ。2014年から加入した現メンバーで一番若いドラムの田丸勇は今なお成長を続けているなって感心。曲ごとのグルーヴをしっかりと表現できてるしリズムが正確すぎて、田丸のドラムの拍子は「美しい」って言葉が最適だ。そしてベース。リーダーの柴田直人がANTHEMでやりたかったことの(現時点での)集大成が、ブリブリと鳴り響くベースを聴いているとはっきりとわかってくる。これまでついて来て本当に良かったよ、柴田さん!2001年に再結成してから4枚目の「IMMORTAL」を聴いたときと同様の「こういうのをやってほしかったんだよ!!」的な、息の抜けない超完璧なアルバム、それが今回の『NUCLEUS』だ。

今回ミックスとマスタリングで起用したのは現代メタル・シーンきっての名プロデューサー/エンジニアのイェンス・ボグレン。このイェンス・ボグレンのミックスにも度肝を抜かれた。ひとつひとつのパーツの音が完全に独立していて、丁寧に絶妙でかつ大胆なバランスで調理されているから、アルバム全体がバンドの横にいて生演奏を聴いているのかと錯覚するほど。こんな臨場感溢れるミックスとマスタリングはそうは無いよ。やはりイェンス・ボグレンも天才だった。アルバムをスピーカーで何度か聴いたあとにヘッドフォンで聴くと新たな発見がたくさん見出せて面白すぎる。毎日が新鮮でかつ微妙に味が違ってて、日替り定食のようだ。もう100回近く聴いているけど全然飽きがこない。

そんなアルバムを引っ提げてのドイツでのメタルフェスへの参加!!そりゃ〜もう観にいきたくてタマりませんよ。フェスなのに持ち時間が1時間もあるっていう情報。フルアルバム演奏、間違いないしだな。